
5月の第2日曜日、「母の日」。東海では恒例の父母懇総会の日です。父母懇の20周年を祝うかのような五月晴れでした。午前9時には30名以上の父母懇役員と、模擬店を出店される父母懇サークルや地域世話人の皆さんも食堂へ。すでに楽しい雰囲気が食堂の中に。チャリティー制服バザーは制服1着500円という安さに10時すぎから人だかりができる人気ぶり。売り上げは5万円を越えました。北区の地域世話人さんたちは、お父さんも参加されての不用品バザーを出店しました。20人ほどの皆さんが昼食も持ち寄って、楽しみながらバザーをされました。父母懇のサークルは現役父母とOB父母の交流の場でもあります。お孫さんのいらっしゃるOBの方も参加され、懐かしいお顔の方々がサークルの模擬店で活躍していらっしゃいました。
続々とつめかける参加者
講堂の総会行事は12時25分スタート。父母懇の1年間の活動紹介が、「パワーポイント」というプレゼンテーションソフトを使って、ビデオプロジェクターからパソコンの写真やビデオ映像が講堂のスクリーンに鮮やかに映し出されます。さらに父母と演劇部員と松本先生による寸劇が活動紹介を楽しいものにしました。会場からは笑い声が多く聞こえました。
神谷先生指揮のイデアーレの歌声もお見事です。前列左端で歌っていらっしゃった日比野さんは20年前の初代代表。20年間ずっと東海父母懇に関わっていらっしゃいます。
講堂内は続々と参加が詰めかけ、2階席まで参加者がほぼいっぱいに。2階席まで参加者で埋まったことは近年にない盛況ぶりです。また、淑徳父母懇の役員さんたちが5名ほど、父母懇総会の方法を学ぶために参加されていました。
総会では28名の新しい新役員が選出されました。新父母代表は今枝裕子さん。高校生フェスで活躍した高3の今枝君のお母さんです。
総会行事後、恒例となったオーケストラ部の演奏。高2の水村君を中心にみごとなバイオリン協奏曲を演奏。盛んな拍手を浴びました。
子どもたちの輝ける場をと兼岩教頭
学園を代表しての兼岩先生が「子どもたちが主人公になれるような輝ける場を。そのためにはお父さんお母さんが輝ける場を外につくり、それが家庭の中で語られることが、子どもたちの輝ける場をつくっていくことになる」とご挨拶されました。父母が手弁当で参加し、父母の輝く場としての意味ももつ、父母懇にふさわしいご挨拶をいただきました。教員紹介には約50名の先生方が登場。思わずドヨメキの声があがりました。
明日はロサンゼルスでスピルバーグ監督作品の翻訳 戸田奈津子さん
記念講演の映画字幕翻訳家・戸田奈津子さんが登壇された時には、まさに割れんばかりの大拍手。字幕翻訳は英語力ではなく、日本語の表現能力であること。ジム・キャリーやトム・ハンクス、ハリソン・フォードなどのエピソードなども紹介されました。また、一昨日、スティーブン・スピルバーグ監督から連絡が入り、この講演の後、名古屋空港からロサンゼルスへ行かれるとのこと。6月30日に日米同時公開される「A.I.」という映画の字幕翻訳をつくるためだそうです。人口「A.I.」は2000年も生きる人工知能をもって人間そっくりのロボットの物語。随所にスピルバーグのアイデアが盛り込まれており、情報がもれて公開前に同じようなアイデアのものが作られるのを防ぐために、厳重なセキュリティーがかけられているとのこと。そのため、戸田さんはロサンゼルスのホテルで翻訳されるのだそうです。それにしてもまもなく公開という映画の字幕がこれから、しかもロスでというのには驚きでした。
質問タイムは戸田さんのご提案。1000人をこえるような所で挙手をするのはたいへんなことですが、次々と手があがります。最後の質問は東海生。「仕事をしていてモチベーションがさがるようなことがあると思いますが、どう維持されるのですか?」と仲々の質問。戸田さんは「好きな仕事だから、モチベーションが下がるということはあまりないけど、先週は『パールハーバー』を翻訳していて、東京空襲のシーンがあったりする。私はその真下にいたわけね。1945年にタイムスリップしている。明日からは2000年生きる少年の未来の世界。毎週毎週いろんな世界にいけるからモチベーションがさがることはあまりないわね」と答えられました。質問した生徒は「一流のプロに聞いてみたかった」と、質問後に語っていました。講演後にはこれも戸田さんのご提案でサイン会が行われました。一人ひとり丁寧に言葉を交わしながら著書にサインをされる戸田さん。気さくで、とても素敵な方でした。
5時まで発言相次ぐ分散会
講演後は、中1、高1の学年分散会と、特別分散会「ボランティアがつくる参加型社会」が、5時近くまで行われました。特別分散会では、桜花学園大学教授でキャンヘルプタイランドの創設者のヘリー・レイ先生をゲストにお招きし、若者たちのボランティア活動について話し合いました。お父さんからの積極的な発言を中心に議論が行われ、「若者たちに必要な大人の姿を見せてこなかった自分たち大人の問題」「水害被害にあって、記録を残す活動を始めた」、「キリスト教精神に基づいた欧米型のボランティアではなく、仏教的な日本型ボランティアがあるはず」など、次々と活発な意見が出されました。
中1、高1分散会でもOBやOB父母の体験談は大変参考になり、多くの質問が出されました。
後片付けが終わった後、午後6時半頃に食堂で打ち上げを行い、20周年の記念総会を楽しく終えることができました。参加された皆さんありがとうございました。

| 制服交換会 | 不用になった制服を提供してもらい、安価で販売し売り上げは私学奨学資金財団一億円募金に寄付します。 |
| 総会行事 | スライドや寸劇を使って父母懇の活動をわかりやすく紹介します。 |
| オーケストラ部演奏 |
チャイコフスキー:ヴァイオリン・コンチェルト第2・3楽章 |
| イデアーレ演奏 | 女声合唱団イデアーレの方の素敵な演奏をお楽しみ下さい。 <演奏曲目>川の流れのように、この星に生まれて、終わりは知らないけれど |
| 学園代表あいさつ | 学校側を代表して、高校の兼岩教頭先生があいさつされます |
| 中1分散会 | 東海ので6年間を始めるに当たって、戸惑うことも少なくないと思います。塾へ行かなくても大丈夫か、クラブと勉強の両立はどうすればよいのか等、卒業生から的確なアドバイスを聞き、多少とも見通しがもてるようになっていただければ幸いです。上級生の父母の方が、経験談を聞くために参加されても構いません。 |
| 高1分散会 | いよいよ将来の進学を意識しての高校生活の始まりです。学校として行われいるAB群制、文理選択、グレード制授業などの様々な対応をどう受け止めて行くべきか考えてみましょう。先輩のお母さんと卒業生からのアドバイスもあります。高校の様子を知るために、中学生の父母の方が参加されても構いません。 |
| 特別分散会 | 東海水害や阪神大震災にボランティアとして参加した生徒を囲み、「ボランティアが作る参加型社会」中高生のボランティア、社会参加をどう考えるかと題して話し合います。またゲストとしてキャンヘルプタイランドのハリーレイ先生(南山大学教授)をお招きします。ボランティア活動を通して成長した生徒達のたくましい姿をご覧下さい。 |
| 食堂企画 |
バザー、模擬店を出店します |